自己PRが空回りする理由|“自分視点”を“他者視点”に変えるだけで面接官の印象が激変!

たとえばこんな経験、ありませんか?
「具体的な成果も出しているし、同僚からも感謝された。でも自己PRをしたとき、面接官の反応が薄くて手応えがない…」

——こんな“ズレ”に、あなたも心当たりがあるかもしれません。

私もかつて、転職活動中に同じ悩みを抱えていました。
「これだけやってきたんだから伝わるはず」と思っていた自己PRが、なぜか空回りしてしまう。
面接官の反応はイマイチ、でも理由が分からない——。

その答えは、私が企業の中途採用担当として100人以上の面接を経験した今だからこそ分かります。

それは…

「自己PRが伝わらない人ほど、“自分視点”で完結している」

ということ。

いくら実績があっても、「私はすごいです」「私は評価されてます」と自分発信だけでアピールすると、かえって信頼されにくいのです。

でも、ほんの少し表現を変えて、
「上司から◯◯と言われた」「お客様に△△と感謝された」
と**“他者の言葉”を借りるだけで、印象がガラッと良くなる**んです

この記事では、

✅ なぜ「他者視点」が面接で信頼されやすいのか
✅ 実際に使える表現やテンプレート
✅ 面接官が「この人、いいかも」と感じる裏側

を、採用担当かつ転職経験者の目線から分かりやすく解説します!

目次

なぜ面接官は「他者の言葉」に信頼を感じるのか?

自己PRは、いわば「自分の価値をプレゼンする場」です。
でも、ストレートに「私は優秀です!」と主張されると、面接官はこんな疑問を持つものです。

  • 「それって、自分で言ってるだけじゃない?」
  • 「過信してるタイプかも?」
  • 「実際の職場ではどうなんだろう?」

こうした“疑念”を自然と持たれるのは、面接官が限られた時間で「この人を職場に入れても大丈夫か?」を見極めているからです。

だからこそ、第三者の言葉や評価が登場すると、次のような効果があります。

✔ 客観性があると判断しやすい

例:
❌「私は周囲から信頼されていると思います」
✅「上司から“◯◯なところを信頼している”と任せてもらっています」

→ 面接官は「この人、本当に信頼されてきたんだな」と納得できます。


✔ 「謙虚さ」が自然に伝わる

他者の評価を通して伝えると、“自信”と“控えめさ”のバランスがとれます。
これは採用側から見ると、とても好印象です。


✔ 「実際の働き方」が想像しやすくなる

上司・同僚・顧客からの声があると、
「この人は現場でこう動いてたんだな」とリアルな人物像が浮かびます。
これは、選考判断において大きなプラスになります。

他者視点を使ったアピール例

以下のフォーマットをベースに、自分の経験に置き換えてみてください。

【他者視点を活かす自己PRテンプレート】

  1. 結論(P):自分の強みを一言で
  2. 理由(R):その強みを持つようになった背景や意識
  3. 具体例(E):実体験+他者評価を入れる
  4. 再結論(P):応募企業でその強みをどう活かすか

【例文】コミュニケーション力をアピールしたい場合

「私の強みは、周囲と信頼関係を築くコミュニケーション力です。
前職では常に“相手の立場で考えること”を意識しながら業務に取り組んでいました。
実際、クレーム対応の業務ではお客様から“丁寧な説明で安心できた”とお声をいただいたり、上司から“信頼して任せられる”と次の案件を任されることもありました。
この経験を活かし、貴社でも社内外の関係構築に貢献していきたいと考えています。」

【注意点】自己PRで“盛りすぎ”に注意!

他者視点=誰かの評価をねつ造する、という意味ではありません
他者視点はあくまで「事実ベースであること」が前提です。
以下のような表現は避けましょう。

  • 「社内で誰よりも頼られていました!」(←盛ってる印象)
  • 「取引先から大絶賛されました!」(←証拠がないと信頼されない)

大切なのは、“自然にそう言われたこと”を、エピソードとして伝えることです

まとめ|“自分で褒めない”ことが信頼につながる

  • 「私はすごい!」ではなく、「周囲にこう評価されました」と伝える
  • 他者の言葉を借りることで、説得力・謙虚さ・リアルさがアップ
  • 面接官の警戒心を減らし、信頼されやすくなる

📌 まずは、今まで言われてきた言葉・感謝されたエピソードを紙に書き出してみましょう。
その中から、“他者視点で伝えられる強み”が見えてくるはずです。

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