はじめに|「投資信託とETF、どっちがいいの?」問題
投資を始めると、「投資信託とETFのどちらがいいの?」と悩む人が多いです。
結論から言うと、初心者が「積み立て投資」をするなら投資信託 がおすすめです。
ETFは「まとまった資金で一括投資するなら選択肢としてあり」程度です。
私は実際に両方を運用した経験がありますが、初心者にとって最も重要なのは「継続しやすいかどうか」 です。
本記事では、投資信託とETFの違い、メリット・デメリットを初心者向けに分かりやすく解説 し、どちらを選ぶべきかを考えます。
1. 投資信託とETFの基本的な違い
投資信託 | ETF(上場投資信託) | |
---|---|---|
価格の決まり方 | 1日1回(基準価額で決定) | 市場でリアルタイムに変動 |
手数料 | 王道銘柄は購入手数料なしが多い | 売買時に取引手数王道銘柄は購入手数料なしが多い |
配当金 | 自動で再投資される(分配型もあり) | 配当金を受け取れるが、税金が発生する |
投資のしやすさ | 100円単位で投資ができる | 1口●万円単位での投資になる |
初心者の場合、「自動で積み立てできるかどうか」が大きなポイント です。
投資信託は放置でOK、ETFは一括投資向き という違いを理解しましょう。
2. 投資信託のメリット・デメリット
✅ 投資信託のメリット
- 毎月自動で積み立てできる(完全放置で資産形成が可能)
- 購入手数料が無料のものが多い
- 少額(100円から)投資ができる
- 税金を繰り延べできる(自動で再投資されるため)
⚠ 投資信託のデメリット
- リアルタイムで価格が決まらない(基準価額が1日1回決定)
- 分配金が自動再投資されるため、配当金を受け取れない
- 信託報酬(運用手数料)がETFより若干高いものもある
→ 「長期積立に向いているが、リアルタイム売買はできない」 という点が特徴です。
3. ETFのメリット・デメリット
✅ ETFのメリット
- リアルタイムで売買できる(相場のタイミングを見て購入可能)
- 投資信託より信託報酬が低いことが多い
- 配当金を受け取れる(ただし税金が発生する)
⚠ ETFのデメリット
- 積立設定ができないため、毎回自分で買う必要がある
- 少額投資がしにくい(1口単位での購入が必要)
- 配当金を受け取ると税の繰り延べができず、資産を増やす段階では不利
→ 「積み立てには向かず、まとまった資金での一括購入向き」 という点が特徴です。
4. 実体験から考える「初心者にはどっちがいい?」
私は最初にETF(VTIやVT)を購入しましたが、手動で買うのが面倒になり、結局「投資信託」に移行しました。
📌 初心者におすすめなのは投資信託!
- 積み立て設定すれば完全放置できる
- 長期で資産を増やしたいなら売買の手間がない方が続けやすい
- NISAを使えば運用益が非課税で再投資できる(ETFは売却時に課税される)
- ETFはドルコスト平均法のメリットを取りづらい
✅ ETFがおすすめな人
- 「まとまった資金で一括購入したい」人
- 「資産を増やすフェーズが終わって、配当金を受け取りたい」人
結論:「ほとんどの初心者は投資信託でOK!」
ETFは一括投資には適していますが、投資信託の方が長期的な資産形成には有利 です。
5. まとめ|結局どちらを選ぶべき?
✔ 完全放置で資産を増やしたい → 投資信託
✔ 積み立て投資をしたい → 投資信託
✔ 配当金がほしい、まとまったお金で投資する → ETF
初心者のうちは、「続けられるかどうか」 が最も重要です。
「投資に時間をかけたくない人」は、投資信託を選んで積み立てNISAで運用するのが最適。
一方で、投資に慣れてきて、「配当金が欲しい」「まとまった資金で投資したい」 という人は、ETFも選択肢に入れていきましょう。
まずは投資信託でスタートし、余裕が出てきたらETFに挑戦するのが王道の流れです!