【採用担当が本音で解説】転職エージェントを使うべき理由と落とし穴

はじめに|転職エージェントは本当に使うべき?

転職を考えるとき、「転職エージェントを使うべき?」「転職サイトとどっちがいいの?」と悩むことはありませんか?

私は企業の採用担当として、多くの求職者と向き合い、転職エージェントを通じて採用活動を行ってきました。その経験から言えるのは、ほとんどの人にとってエージェントの利用は大きなメリットがあるということ。

ただし、すべての人にとって万能なわけではなく、使い方次第でデメリットもあるのが実情です。

そこで今回は、採用担当の目線から「なぜ企業はエージェントを使うのか?」を解説し、求職者にとってのメリット・デメリット、そしてエージェントの賢い活用方法をお伝えします!


転職エージェントが有利な理由|企業が使う本当のワケ

書類選考の通過率が高い

企業にとって、エージェント経由の応募者は「すでにフィルターを通過した優秀な候補者」とみなされることが多いです。そのため、転職サイトからの応募よりも書類選考の通過率が高いのが特徴。

📌 求職者のメリット転職サイトよりも通過率アップ!

🔹 採用担当の実体験 私の担当していたポジションでは、転職サイト経由の書類通過率は10~20%程度。一方、エージェント経由では50%を超えることもありました。これは、エージェントが企業の採用ニーズを理解し、求職者に的確なアドバイスをするからです。

特に、職務経歴書のブラッシュアップやアピールポイントの調整は、エージェントのサポートがあるかどうかで大きな差が出るポイントです。

優秀な担当がつくかどうか?が転職エージェントを利用する上では非常に重要になってきます。
大手エージェントであっても、正直全く頼りにならないこと。
そのため、複数の転職エージェントに登録するのがおすすめです!


企業の本音が分かる!

求人票だけでは分からない、企業の「本音」を知れるのもエージェントを利用するメリットのひとつ。

📌 求職者のメリット「実は〇〇の経験がなくてもOK」など、内部情報をゲット!

🔹 採用担当の実体験
例えば、あるポジションでは「マネジメント経験が必須」と求人票に記載されていたものの、実際は「なくてもポテンシャルがあればOK」というケースがありました。

こうした情報は、エージェントが企業の採用担当と直接やり取りをしているからこそ知れること。面接対策にも役立ちます。

📌 求職者のメリット応募条件を満たしてなくても合格できることも!

🔹 採用担当の実体験
ある部署では英語スキルが必要なため「TOEIC○○点以上が必須」と設定していました。
しかし、優秀なエージェントさんから「残念ながらTOEICの点数が少し足りないのですが、●●のスキルが豊富ですので十分に活躍できると思います。」と紹介をしてくれたことがあります。
結果として、英語のスキルは少し不安があるものの、それを上回る経験があるということで採用に至ったことがあります。

💡実は、企業が出している応募条件は「絶対」ではない!

求職者の皆さんが転職活動をしながら履歴書や職務経歴書をブラッシュアップしていくように、企業も採用活動をしながら求める人物像やスキルをブラッシュアップしていきます。
最初は「このスキルが必要!」と応募条件を出したけれど、求職者と会っていくうちに「本当に必要なスキルはこれじゃなかったかも……」「高望みしすぎてたかも」と修正していきます。

転職エージェントさんは募集部門より、企業の採用担当より転職市場に精通しています。
この企業でこの職種なら、こういう人は刺さりそうだ!と客観的に評価しておすすめしてくれるんです。


年収交渉を代行してくれる

求職者が年収交渉をするのは気が引けるもの。しかし、エージェントが間に入ることで、企業との交渉がスムーズになります。

📌 求職者のメリット自分では言いづらい年収交渉を代行してくれる!

🔹 採用担当の実体験 企業としては、候補者の希望年収が分かれば事前に調整しやすいです。ただ、求職者が直接交渉すると強気になりすぎたり、逆に遠慮しすぎたりするケースも。

エージェントが「市場価格とスキルを考慮して適切な年収を提案」することで、希望以上の年収が提示されることもあります

実際、エージェントが交渉し、当初の提示額よりも50万円アップしたケースもありました。


非公開求人にアクセスできる

企業の中には、転職サイトには掲載せず、エージェントにのみ依頼する「非公開求人」があります。特に人気企業や高待遇の求人は、エージェント経由でしか応募できません。

📌 求職者のメリット市場に出回らない優良求人に応募できるチャンス!

🔹 企業が非公開求人にする理由

  • 競合に採用戦略を知られたくない
  • 応募が殺到しすぎるのを防ぐ
  • 特定のスキルを持つ人にピンポイントでアプローチしたい

転職エージェントの注意点|デメリットも把握しよう

エージェントは便利ですが、デメリットもあります。

⚠ 1. エージェントによって質に差がある

経験豊富なエージェントなら優良求人を紹介してくれますが、中には「とにかく内定を取らせようとするエージェント」も。

📌 対策複数のエージェントを併用し、相性の良い担当者を見極める

⚠ 2. すぐに転職を決めさせようとすることも

エージェントは成果報酬型のため、早く転職させようとする傾向もあります。

📌 対策焦らず、自分のペースで進めることが大切


まとめ|転職エージェントを賢く活用しよう!

エージェントを使うことで、書類選考通過率が上がる!企業の裏事情を知り、面接対策がしやすくなる!年収交渉を代行してくれるので、条件面で損しない!転職サイトにはない非公開求人にアクセスできる!ただし、エージェントの営業トークには注意が必要!

企業がエージェントを利用する理由を知ることで、求職者にとってもエージェントの活用が有利になることが分かるはず。

転職活動を有利に進めるために、エージェントを賢く活用していきましょう!

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